ホワイトバランスは「暖かい」とか「冷たい」とか、写真の色味を調整するために大事な要素の一つ。最近はある程度は Lightroom などで調整は可能だが、自然な色に仕上げるためには撮る前に正しく設定をしておく必要がある。
そこで使えるのがマニュアル設定の機能。基本的にカメラには露出やホワイトバランスを一定の状態で固定しておく機能が備わっており、物撮りの際の写真の色味を一定に保つことができる
構図とは、被写体の配置や、フレーム内に占める大きさを考えることで、奥行きや空間を生み出し、構図のパターンによってみる人の印象をコントロールできる
傾ける(バイアス)
傾けることをバイアスをかけると言う
カメラを傾けた斜めの絵は不安定です。だからこそ、動きが出てきて面白いということがあります。バイアスをかけて、違和感や動きを出し、印象的な写真に仕上げましょう。
基本構図
日の丸構図
・明確に撮りたいものがあったり訴えかけるような写真を撮りたい場合
シンメトリー構図(二分割法)
・上下、左右がほぼ対称の構図は、とても整った印象を与えます。例えば、湖の映り込みや富士山など、自然物を撮ると静寂感のある雰囲気になります。
三分割法
・黄金分割ともいわれており、よく使われています。
画面を縦横の線で均等に3つに分けると、そこに4つの交点が出来ます。その交点を意識して被写体を配置するといった方法
四分割法
・画面を縦横それぞれ四分割し、画面を16分割して考える構図です。三分割法よりも外側に被写体を配置するので、その分スペースが生まれやすく、写真の表現の幅が広がります
三角形構図
・画面のどこかに三角形を作ると安定感が出てきます。なんとなく絶妙なバランスでセンスがいいなと思う写真には、どこかに三角形が潜んでいることが多かったりします。
応用構図
S字、C字
・S字構図は、曲線を2個合わせたような構図のこと。斜めに曲線を配置することで、動きを出すテクニック
・シンプルなのはC字構図。アルファベットのCの字のように、円の一部を切り取る構図のこと、なんとなく見栄えがしてお洒落な印象
放射線構図
・画面内の1点から、複数の線が放射状に伸びていくような構図。奥行きを感じることから、動きやスピード感、迫力を表現
対角線構図
・斜めに分割した線の上に被写体を置いて、躍動感を出すことができます。鉄道や線路などの写真によく使われていますが、他にも橋や歩道橋など街のスナップ撮りにも最適です
視線誘導
・大きいものから小さいものへ移動します。さらに太いものから細いものへと移動するようにできています。それを利用して撮影するのが視線誘導です。放射線と似ていますが、放射線は飛び出してくるイメージで、視線誘導は奥に行くイメージ
トンネル構図
・暗いところからその先にある明るい物や場所を撮ること。こうすることでドラマチックに見えたり、より印象づけることができます。
額縁構図
・額縁のようなもので囲うと絵がしまり、視線がメインのものに集中しやすい、という効果が得られます。
手前に被写体を置く
・目立たせたい被写体を手前に持ってきて、ボカしてもいいものを奥に置きます。そうすることで画面に流れができ、被写体を強く見せることができます。