カメラ用のジンバルは、複数の回転体(ローター)から構成される機器です。
ジンバルの内側にカメラを置くと、その他の回転体が自然に水平を保つように動作。
この動きを利用すると、カメラマンが動いても手ブレしないなめらかな映像が撮れるようになります。
カメラにも「手ブレ補正」の機能がついていますが、大幅な補正は難しく、データを補正するタイプでは画質低下にもつながります。
カメラをジンバルに搭載すると、細かいブレだけでなく、撮影者の歩行時の振動さえも補正してくれるようになるのです。
ジンバルを最大限活用した撮影のコツ
水平位置にあるようにしなければ撮影時に、ローターに負荷がかかりバッテリーの消耗が激しくなるので、負荷を減らし長時間撮影ができるように最初のセッティングが大切
「ジンバルを使えばブレない!」とは言え、さすがにブレやすくなってしまう状態もあります。
特に撮影しながら移動するときの振動。
大切なのは、極力歩かずに済むように考えること。
多少の上下なら、移動するより、腕を伸縮させてカバーする方が◎。
次に大切なのが、歩き方。
ひとつめのポイントは下半身。
特に、膝はまっすぐ伸ばさず、軽く中腰を意識しながら、足の裏を踵から静かにつけるようにしてください。
使うカメラに合わせて、最適なジンバルを選ぶのがポイント。
また、移動の際は、体全体を使ったり、歩き方に気をつけて、ブレに配慮することも大切です。